メンターシートの受け渡し

プレゼンターに勇気を与える!メンターシートの使い方

ライターのりょうたです。

 

ドリプラの発表会や相互支援会では「メンターシート」と呼ばれる物を使います。

「メンター」という言葉が、指導者や助言者という意味がありますが、まさにメンターシートもその役割を持っています。

メンターという役割自体は既に一部の企業の人材育成プログラムや企業研修でも導入されており、徐々に認知されつつあります。

そんな役割をメンターシートは果たしてくれます。

ドリプラにおけるメンターシートとは何なのかをこの記事では解説しています。

 

メンターシートとは

メンターシート

ドリプラ、相互支援会でよく使われるシートです。

プレゼンターに渡すものですが、以下のことをポイントにしています。

  • プレゼンターをやる気にさせる支援を書いて、プレゼンターに渡す
  • 課題を解決するのではなく、課題に挑戦する勇気を与えることを目的としてる

 

メンターシート

これらを重要視しながら、プレゼンターの方にプラスになるようなことを書いて渡します。

 

メンターについて

メンターの女性

また、ビジネスにおいては『メンター』と呼ばれる人がいます。

メンターとは、仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味。メンター制度とは、企業において、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者をもうける制度のことで、日本におけるOJT制度が元になっている。メンターは、キャリア形成をはじめ生活上のさまざまな悩み相談を受けながら、育成にあたる。

メンターとは コトバンク

 

メンターは仕事においてその人に対して助言や指導をする人を言いますが、メンターシートはまさにプレゼンターに対する助言や指導にもなるのです。

会社では若手の先輩や上司が新入社員のメンターになることもあります。

 

メンターを設けることで、社内(組織内)のコミュニケーションが活発になったり、メンターを受ける人だけでなく、メンター側の人の成長にもつながります。

またメンターを受ける側の社員(主に新入社員)も上司や先輩に相談をしやすくなることで、孤立することを防ぐ、社内の風通しが良くなることで離職を防ぐなどのメリットがあります。

 

ちなみにメンターに近い意味合いで「エルダー」という制度もありますが、こちらは仕事の技術的な悩みに特化しています。

一方でメンターは人間関係や仕事の精神的な悩みなど精神面に特化しているという違いがあります。

 

メンターシートの書き方

ノート

メンターシートには以下のような書き方の基本があります。

相互支援会、ドリプラ本番いずれも基本的な書き方は一緒です。

  • 感謝‐プレゼンターの話を聞いて感謝できることを見つけ出す。感謝は人間関係を良くする
  • 学び‐プレゼンターから学ぶ。プレゼンターの存在価値を高める
  • 共感‐プレゼンターと自分との共通体験、共通概念を探す。夢の社会的価値を共有する
  • 賛美‐プレゼンターの長所を見つけ出して、賛美する、喜ぶ
  • 出番‐プレゼンターの短所を見つけ出して、自らの出番に変える
  • 支援‐信じる、そばにいる、仲間になる、励ます、尊敬する

これらをポイントに自分がプレゼンターに対してできる支援などを書きます。

書き方はこのようにどちらでもほぼ一緒ですが、細かいやり取りについては相互支援会とドリプラの発表会本番で少し異なってくるので、以下でまとめています。

 

相互支援会での使い方

メンターシートの受け渡し

ドリプラの発表会までに何度か相互支援会を開催します。

相互支援会では、プレゼンターが途中経過を発表して自分を客観視し、支援者と共に相互にレベルアップすることを目的にしています。

 

その相互支援会の中でもメンターシートを使います。

相互支援会では、

  • 支援者がプレゼンターに渡す
  • プレゼンター同士も、お互いにメンターシートを渡しあう

ということがポイントです。

プレゼンターは他のプレゼンターや支援者からもらったメンターシートをもとにプレゼンの内容をより洗練させていきます。

 

[box06 title=”あわせて読みたい”]相互支援会とは?相互支援によって誰もが成長できる場をつくる[/box06]

 

ドリプラの発表会での使い方

夢の舞台に立ち、講演している

ドリプラの発表会本番でもメンターシートを使います。

 

発表会では、

  • プレゼンターを支援するため、観覧者全員で自分がプレゼンターのためにできることを書いて渡す
  • プレゼンター1人に対して、1枚のメンターシートを記入する

発表会には規模によりますが、数百人以上の方が来場します。

そんなたくさんの方たちからメンターシートを受け取ることになるので、たくさんの支援の言葉がもらえますし、もしかしたらその中から今後一緒に仕事をやるなんて人も出てくるかもしれません。

 

メンターシートの書き方と使い方

[box05 title=”メンターシートのまとめ”]

  • プレゼンターをやる気にさせる支援、勇気を与えることを記入する
  • 感謝、学び、共感、賛美、出番、支援の6つの要素いずれかが入るような内容(支援)を記入する
  • 相互支援会では支援者がプレゼンターに渡したり、プレゼンター同士で渡しあったりする
  • ドリプラの発表会本番では観覧者一人一人からプレゼンターに渡す

[/box05]

ドリプラの相互支援会や発表本番で使われるメンターシート。

メンターという言葉があるように、時にプレゼンターの助言や指導にもつながり、プレゼンターの方のプラスになります。

 

同時に支援者の方たちもプレゼンターの話を聞いて得るものはあり、参加した誰もが成長できる仕組みになっています。

あなたもドリプラを通して成長してみませんか。

相互支援会(コラボワーク)

相互支援会とは?相互支援によって誰もが成長できる場をつくる

ドリームプランプレゼンテーション(以下ドリプラ)では、10分という時間の中で自分が今後やろうとしている事業の価値、あきらめない理由を体験者に伝え見ている人たちに大きな感動と共感を与えるプレゼンテーションをしていきます。

 

そしてそのプレゼンに共感した人の中からは「あなたの夢をぜひ応援させてください」など言われることもあります。

そのため、ドリプラの大事な考え方の一つに「夢は、一人で実現することが最も難しく、みんなで一緒に実現することが最もたやすい」というものがあります。

 

そのドリプラをやる上で、その考えを取り入れた活動に『相互支援会』という活動があります。

今回の記事では、

  • 相互支援の考え方について
  • 相互支援会とは何か

についてまとめています。

 

相互支援とは

相互支援の考え方

「夢は一人で実現することが最も難しく、みんなで一緒に実現することが最もたやすい」

 

相互支援ではこの考えをモットーにしています。

どんなに高い壁が立ちはだかっても、一人ではなく皆で力を合わせれば登ることができるようになります。

 

相互支援では、まず相手を支援することを大事にしています。

そうすることで、相手からも同様に支援されるからです。

他人は競争相手ではなく、支援する対象です。

競争相手は昨日の自分です。

 

一人で創らない

相互支援会

この相互支援の考え方を具現化するために、定期的に「相互支援会」という集まりを開催しています。

相互支援会とはプレゼンターや支援者が全員集まり、お互いに支援をし合うことで、

  • 「夢が実現した時の最幸の物語」
  • 「あきらめない理由」

を具現化し、プレゼンテーションのレベルアップを図り各プレゼンターが最高のプレゼンテーションができるように相互支援する場です。

これにより、自分を客観視することもできて、相互のレベルアップを図ることもできます。

ドリプラX劇団では発表するプレゼンターのことを「メインキャスト」と呼んでいます

 

さらに自分の枠、限界を超える場でもあり、自分一人ではあきらめてしまうこともお互いに支援し合うことによって、自分の限界を超えた成長を図ることもできます。

このような困難も共に乗り越えた仲間は、ドリプラが終わってからも長く付き合う仲間になることもあります。

 

実際僕も2018年3月に開催されたドリプラ0期に携わりましたが、今でも当時一緒にやった人たちとは様々な活動でご一緒してます。

 

相互支援会で成長する

  • 相互支援会を通して、夢を始める前から何があっても動じない自分になることができます。
  • 相互支援することは、それぞれが自分に足りないものを集めることで、より自分らしくなることができます。
  • 人に教えることもまた、自分自身が成長することです。将来、自分が同じ状況になった時にどうしたらいいかを他人に教えることで学ぶことができるからです。

このように相互支援会はプレゼンターはもちろんですが、それを支援する人たちも一緒に成長していきます。

この場で様々な人との出会いがありますが、出会いはお互いに刺激し合い、自分らしさに気づきます。

そしてそれぞれが自分らしさを得て、それぞれの夢を実現することにもつながります。

ドリプラX劇団では相互支援会を「コラボワーク」とも呼んでいます

 

相互支援会の概要

相互支援会の目的

相互支援会では「プレゼンテーションと事業計画書の作成を通して、夢をかなえられる自立型人材になること」を1番の目的にしています。

グローバル化が進む中で、企業を取り巻く環境と時代変化の中で企業が生き抜くために、状況変化に臨機応変に対応できる人材が必要となっている。 このことにより「指示・命令待ち型」の社員ではなく、自らが考え、判断し、行動できる「自立型」の人材が必要とされている。 2006年に日本経団連でも「あらゆる組織で自律型人材を求めている」と提言を発表している

自立型人材 Wikipedia

指示や命令を待つのではなく、自分で考えて動ける人

そのような人になることを相互支援会では目指しています。

 

相互支援会の開催について

相互支援会は大きく「全体支援会」と「個別支援会」に分けられます。

[box05 title=”全体支援会でやること”]

  • プレゼンター全員が一人ずつ現状についてプレゼンテーションを行い、自分の現状と課題を伝える
  • 他の参加者(支援者)は全員、プレゼンターに貢献する気持ちを込めてメンターシートを記入してプレゼンターに渡す

[/box05]

 

個別支援会もやることはほとんど同じですが、個別のプレゼンターにスポットを当てているという点が違います。

また全体支援会は月に2~3回、1回あたり5~6時間くらいの時間を取りますが、個別支援会については頻度や時間は厳密に決まっておらず、臨機応変に開催します。

 

メンターシートについて

メモ帳

メンターシート(メンターカード)とは、プレゼンターをやる気にさせる支援を書いて、プレゼンターに渡すシートです。

課題を解決するのではなく、課題に挑戦する勇気を与えることを目的にしており、プレゼンテーションや事業計画書に対する支援内容を記載します。

メンターシートについては、支援者からプレゼンターに渡すのはもちろん、プレゼンター同士でもお互いに渡します。

 

また支援会だけでなくドリプラの本番でも使われていて、その時は自分がプレゼンターに対してできることを書いて渡します。

本番ともなると、数十~数百のメンターシートが届くのでそれだけたくさんの支援がプレゼンターに届きます。

 

書き方の基本は、

  • 感謝ープレゼンターの話を聞いて感謝できることを見つけ出す
  • 学びープレゼンターから学ぶ、プレゼンターの存在価値を高める
  • 共感ープレゼンターと自分の共通体験、または共通概念を探す。夢の社会的価値を共有する
  • 賛美ープレゼンターの長所を見つけて、賛美する、喜ぶ
  • 出番ープレゼンターの短所を見つけ出して、自らの出番に変える
  • 支援ー信じる、そばにいる、仲間になる、励ます、尊敬する

この6つの要素いずれかが入る形で書いていきます。

 

相互支援会はプレゼンターと支援者、相互が成長する場

[box02 title=”要点まとめ”]

  • まずは、相手を支援することから
  • 互いに支援することで、自分の限界を超えた成長を得られる
  • 相互支援会はプレゼンターだけでなく、支援した人も一緒に成長していく
  • 相互支援会では「自立型人材」を目指している
  • 相互支援会には「全体支援会」と「個別支援会」の2種類がある
  • メンターシートにプレゼンターの支援になるようなことを書く

[/box02]

 

以上が相互支援の考え方と相互支援会についてです。

ドリプラをやるにあたってプレゼンターでもそれ以外でも相互支援という考え方は重要になってきます。

自分の夢を持っているけどお悩みのあなた、相互支援会を通じてお互いに成長してみませんか。