本拠地について書き綴る中で、コミュニティに属していても縛りがない。という話をしてきた。

>>コミュニティの意味を知る

そうなってくると難しいのが「どこまでを役割とするか」という線引である。

コミュニティマネージャーの役割

コミュニティマネージャーは、オンライン・オフラインどちらにも関わり、コミュニティをが円滑に継続できるように調整する役割を持つ。

メディアの発達により、どんな職種でも販売提供の他にソーシャル・メディア関連の役職が重要視されるようになった。

ライターを雇ったり一般のインフルエンサーなどに外注を行う企業も増えてきた。

その時に、重要性を増すのがコミュニティマネージャーである。

実際に米国ではコミュニティマネージャーの募集が増えているらしい。

米ソーシャルメディア調査会社のアルティメーターグループのアナリストであるエレミヤ・オーヤン氏が、コミュニティマネージャーに求められる資質について以下のようにまとめている。

コミュニティの推奨者
コミュニティマネージャーは、ユーザーを代表していること。ユーザーの声をよく聞き、ユーザーの要求やニーズに応え、個人としても企業人としても双方で関わっていくこと。

ブランドの伝道者
コミュニティマネージャーは、商品やサービスを、従来型のマーケティングと協議によって販売促進をしていく役割を担う。ブランドの信頼を高めるためには、コミュニティマネージャーが信頼されていることが望ましい。

コミュニケーションと編集の技術
コミュニティマネージャーは、あらゆるコミュニケーションツールを熟知していなくてはならない。また、コミュニティ内の専門用語や俗語も深く理解しているべきである。なぜなら、関係がこじれたときには仲介役となり、特に問題を起こす者に適切に対応することが求められるから。

コミュニティの声を集める
ネット社会においては、短時間でフィードバックを求める消費者が多いので、コミュニティの声を集めて商品開発やサービスの改善にすぐ反映させられる資質が求められます。

これは社内社外に限らず、あらゆる場面で必要だという。

現在に満足せず、新しい変化を求める上でコミュニティマネージャーの役割は大きい。

コミュニティを活発にする方法は本などでもたくさん紹介されているが、それでもできて無くなっていく集まり、居場所は多くある。

実際に、惜しまれて消えていく姿を沢山目にしてきた。

最近コミュニティ運営の養成講座なども出てきているので、そういう需要があるのだろう。

自分でコントロールする必要性

自営業など自分で仕事をしている方は特に、常に関わりのパワーバランスに注意する必要がある。

縛りがない、ということは自由であるが、その代わり自分が管理コントロールする必要があるからだ。

パンフレット

体調管理は自己責任。

やらなくてはいけないことと、体の調子と自分で調節しながら動く。

いくら思いで集まるメンバーだとしても、時間が経過するにつれて関わり方にばらつきが出てくる。

顧客になったりメンバーになったり、応援者になったり支援者になったり立ち位置は変わる。

自らがコミュニティマネージャーになる

この、関わり方をコントロールしマネジメントしていくということはRPGのゲームと共通点があって、目の前の敵を倒すことばかり気にしていると目的地までの時間配分、自分や周りの体力や保存食の確認など怠ってしまいそもそも旅が続けられなくなってしまう。

現実世界でも、好きなことを仕事にすると時間の区切りなくいつまでののめり込んでしまったり他が疎かになったりして動けなくなってから後悔することは多々ある。

犬

管理する難しさ

自分で全て管理するというのは意外と難しいものだ。

時間でしっかり区切って、やることを渡される方が楽なのかもしれない。

どこまでが仕事なのか、趣味なのか、プライベートなのかを決めるのは誰でもない自分自身だ。

また、一方的な依存ではなくそれぞれが自立した上で良くなっていくにはどうしたら良いのかという、成長する覚悟も必要になる。

誰か一人が管理するのであれば、それはリーダーとほぼほぼ同じで、規律に従って活動するだけの集団になってしまう。

そうではなくて、自分で関わっているという意思。

それを共有するのがコミュニティデザインで、手法が様々でてきても変わらない大元の根っこのこと。

つながるコミュニティづくりには、そういった設計を見せていく事が必要なのだと思う。

受けるばかりではなく時には断ることも、辞める決断をすることも必要で、それによってコミュニティ内の人間関係が崩れたり壊れたり、つながりが無くなったりするのは冷たい言い方かもしれないが「欲で繋がっていただけ」なのだという証明になるだろう。

水戸の先駆者が行っていたこと

水戸では斉昭公が「一張一弛」という思想を持って偕楽園や弘道館を作ったと言われているがまさにそれのこと。

人は張り詰めてばかりでは良いパフォーマンスが生まれない。

逆に緩みっぱなしでもいけない。

張り詰めたり緩めたり、そのバランスが大事なのだと。

梅

そして、「彰往考来」という考え方。

過去を見据え、経験を積み重ねてそれを知る、調査することで知識を増やし、常に学びの姿勢をとることができ、未来につなげることができる。

そのバランスを体験しながら気づける。学べるという意味では、本拠地はみんなにとっての大きな実験場なのかもしれない。

本拠地は単なるコワーキングスペースではなく、そういったスキルを学べる研修の場ともいえるのかもしれない。