
飲食店及び関連事業者への支援金支給を
2020年、コロナの影響を受けて茨城県にも自粛の波がやってきました。
泉町仲通りは水戸の繁華街である大工町に隣接しています。飲食店及びそれに紐づく事業者が営業自粛により大打撃を受けてしまい、100年続く老舗店も含む30店舗もの廃業・・・
そんな悲鳴を聞き、なんとかしたいと立ち上がったのが仲通り商店街の会長「粋族館の忠」でした。
嘆願書の署名活動を始める
今般の新型コロナウイルス感染症の拡大について、感染の 危険に鑑み、県の皆様の外出自粛、特に繁華街の往来自粛は 大変なことと理解しております。 しかしながら私どもは従業員の賃金や賃料の支払いも滞り、 今後の先行きが見いだせない中、多くの店舗が従業員の解雇や 廃業を考えざるを得ない状況にあり、すでに廃業を決めた店舗も 出ております。 現状のままでは、私ども水戸市まちなかの飲食業だけでなく、 県全域においてお客様とともに育まれてきた文化も街の賑わいも 失われ、回復不可能な状態に陥ることは確実です。 このような事態に対し、私どもが感染収束後も変わらずお客様を おもてなしできるようご支援いただきたく嘆願いたします。 嘆願者代表(発起人) 粋族館 忠 文夫
こちらの文面を元に、経営が苦しい飲食店を中心に署名活動を開始。その様子は、NHKなどのテレビ、新聞などにも取り上げられました。


嘆願書の提出へ
5月15日、茨城県副知事への嘆願書提出。
5月28日、茨城県知事への嘆願書提出。全部で722名の署名を届けました。

6月3日、水戸市への嘆願書提出。
こちらの様子は高橋靖市長のブログにも掲載されました。
→スナック経営者有志より新型コロナウイルス感染症に係る支援要望書受領
その後の動きについて
6月22日、毎日新聞にも掲載されました。

後日、県から
「飲食・接待業に対しての補正予算として水戸市へ19億5300万がおりることがきまりました」
という報告をいただき、この陳情書が確かに県へ届いたと一同喜びを噛み締めました。
1軒も潰さないために
自粛要請解除となってから、仲通り商店街にも馴染みのお客様が顔を見せてくださったり足を運んでくださったり嬉しい報告をいただきました。
しかし、今後もいつまたこういった「突発的な事象」が起こるとも限りません。
災害が来るとも限りません。
そんなときに、行政だけに頼るのではなく自分たちでなんとかできる仕組みを作りたい。と忠さんは更に動き出しています。

今後の動きについてもこちらで随時報告してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
支援策一覧
□8月3日現在
★▼市報みとにも掲載されていますが、対象店舗にはがき等は届きません。飲食店ふくむ休業要請を受けている店舗のお知り合いの方、店舗側にまだ情報が行き届いていない可能性がありますので連絡がつく方はお知らせお願いいたします。
支援策 | 対象 | 給付額 | 申請方法 | 問い合わせ先 |
休業協力店舗等緊 急支援 | 県の休業要請(時間短縮営業を含む)に応じた対象店舗または事業所 | 10万円 ※2店舗以上を有する場合は20万円 | 申込書は商工課または市のホームページより入手できます | 商工課 |
家賃支援給付金 | テナント事業者のうち、中小企業や個人事業者などで5月から12月においていずれかに該当するもの。 ①いずれか1ヶ月の売上高が前年同月比で50%以上減少 ②連続する3ヶ月の売上高が前年同月比で30%以上減少 | 申請時の直近の支払家賃に係る給付金の6倍(6ヶ月) | 家賃支援給付金ホームページから申請 | 家賃支援給付金コールセンターまたは商工課 |